★『半是蜜糖半是伤』全36話
邦題:オオカミ君王とひつじ女王←意味不明(笑)
2019年末から観始めて半年とか1年とかのブランクを挟みつつ、日本語版が有料チャンネルで何度も再放送されてるのを横目で見ながら、遂に、ようやく今日、観終わりました!!
ガリガリ過ぎてタートルネック率の高い罗云熙(レオ・ロー)と可愛さと姉御肌が絶妙なバランスの白鹿が主演です。
10年ぶりの再会が投資銀行の上司と部下だった幼馴染の2人の職場恋愛と、その周辺の投資銀行員やルームメイトや従弟のあれやこれや。そこに女①父の死の真相とか投資銀行内部の不正経理とか女上司の嫉妬パワハラとか、有りがちな要素がいくつか加わって、一旦それが29話あたりできれいに片付いたので、あれ?これって全30話だっけ…?と一瞬錯覚しました。
あれこれ解決して、残る6話どうするのかな…と思ったら「二年後」とテロップが出ました。2年後、職場が変わったり昇進したり結婚したり、順調に生活していると思えた主要人物たち。ところが敵対していたAとは打ち解けて盟友となっているのに、盟友になったかと思っていたBは沸々と腹の底にドス黒いものを溜め込んでいました。わぁ〜、Bのこと結構気に入って見守ってきたのに今更闇落ちしちゃうのか〜(T_T)
B、まさかのラスボス扱い。そのまま退場して、最後の大団円シーンにBの姿は無く、なのに29話で片付けた女①の父を見殺しにしたCが何故かシレッと同席してました。私なら女①に合わせる顔無いわ。
あと、職場の元同僚・上司で集まって祝賀会の際、
「私たち同期4人、これからはバラバラの職場になるけどいつまでも絆はなくならない」
なんてスピーチしていたけど、その同期4人のうち一番白鹿に親切だった子が不在でした。むしろ35〜36話で出番無かった。ナレ死的なナレ退職ナレ帰郷…
あれだけ出番あったのに最終話には出番無いん…なんだか気の毒でした。
4年かかってやっと観終わりましたが、その間ずっとIQIYIアプリの「今観られてるベスト10」に入っています。白鹿やレオの新作が出ると、付随してこのドラマの視聴も増えるという感じで、常に人気。飛び飛びで観ても面白かったし、2人の演技力も間違いないので人気も当然かと思います。
邦題のオオカミやヒツジというのは、厳しい投資の世界で生き抜けるのはオオカミだけでヒツジみたいに弱いお前じゃない!というドラマ序盤の男①が女①を突き放す台詞が元になってますが、ほぼ序盤にしかその例えは使われていません。
むしろ主人公2人の名前に寓意があって、
男①袁帥(Yuan Shuai)→元帥と同じ読み
女①江君(Jiang Jun)→将軍と同じ読み
で、オマケで最終話に登場するうどん屋店員が
斯灵(Si Ling)→司令と同じ読み
「俺の知り合いに元帥と将軍おるねん」という謎のオチ付きでした。
せめて『オオカミ元帥とヒツジ将軍』のほうが良かったんちゃうかなー。いや、ダサいな。やっぱり原題が一番ドラマの雰囲気に合ってます。OP/EDや挿入歌が結構おしゃれな作品でした。