★『薔薇の名前』
5教科の中で飛び抜けて世界史が苦手だったベリーにも、いくつか自信を持って正解できる設問がありました。その中のひとつが中国の四大発明、羅針盤・火薬・印刷術・製紙法、そして製紙法を発明した蔡倫です。蔡倫、よく見たらダンルン(鄧倫)と同じ名前ですね…運命的♡
https://kantuko.com/ncolumns/%E7%B4%99%E3%81%AE%E7%99%BA%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A5%BF%E6%96%B9%E9%80%B2%E5%87%BA%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%80%81%E5%BD%93%E6%99%82%E3%81%AE/
中国の独占技術だった製紙法が、タラス河畔の戦いでイスラム世界に伝わった、というのもそう言えば必ず試験に出るやつでした。
そこからまた随分経って、ヨーロッパに伝来してイタリアに工場が出来たのが12世紀末。
イタリア語と英語のちゃんぽんを話すサルヴァトーレは修道院の外れの水車小屋で製紙を担当しています。ドラマは1327年が舞台なので、ヨーロッパでの製紙がイタリア中心であった時代に合致します。
紙自体が貴重であり、貴重な書物の写本を修道院でせっせと手書きしています。グーテンベルクの活版印刷はまだ100年以上先、活版印刷が宗教改革の後押しをしたというのも割と試験に出るやつです。
製紙法伝来と活版印刷発明の間の絶妙な時期を舞台に選んでると思います。
宗教改革は苦手分野ですが、蔡倫の製紙法とグーテンベルクの活版印刷は点の取れる項目なので、少しドラマ理解に役立ちました。
風が止んだのでポストまで投函に行ってきます。