歴女倶楽部&コッ地会 合同部室2

おかげさまでパート2の運びとなりました。

歴史や文化、語学、地質、天文に事実と妄想を併立させて楽しみましょう。

先週のNHK歴史秘話ヒストリアはおもしろかったです。
蘇我蝦夷と入鹿のお墓についての考察。
二人の陵墓の可能性が高いと思われている菖蒲池古墳の石棺に、未だ調査の手が入っていないと。
もったいない。
中国のお墓と違って、日本の古代の陵墓には誰をいつ埋葬したか等を書いた墓誌(碑)が出土しない無いのが残念なところです。

それでは、ご興味ある人無い人、読みオンリー、書き込み逃げもOKのこのトピをゆるゆると進めて参りましょう。
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4月13日㈯21~22;00のNHKBS3に
悪女伝説シリーズ 日野富子が出るそうです。
「悪」は「悪い」という意味ではなく、昔は「強い」という意味だったと聞いたことがありますがどうでしょうね。
これまでのシリーズ内容からすると、悪女と呼ばれて来た女性たちへの再評価だったり検証だったりでしたね。
日野富子は、長く「応仁の乱の元凶」扱いされて来たけど、今は逆に収束に向けて尽力したとされてますからね…まぁその財源は、庶民からしたらちょっと問題有りだったかもですけどね。おっさん達が寄ってたかって勢力争いの二股膏薬を演じてたとは、…南朝びいきの政治家がいたらあんまり本当のことは教えたくないかもね。政治に女が口を出す「悪」を宣伝するためな気がしてます、個人の見解ですが。

「悪」は「強い」って「悪七兵衛景清」とかありますもんね。
はい。義経(しつこくてすみません)の長兄、悪源太義平もそうでした。
さて悪女シリーズは他にどなたが出るでしょうね。うちの予想はやはり持統天皇、北条政子あたりでしょうか。
どうせなら藤原薬子とか阿野廉子とか、ちとマイナーどころなも扱ってほしい
( ̄∀ ̄)
琉球の宇喜也嘉なんてもっとマイナーかしらね。

女性が積極的に政治に関わったり実子の継承に固執して他を排除すると、冷酷非道な悪女か公序良俗に反する悪女とされ勝ちな気がします。
女が表に立って権力を振るうと、アレよ「雌鶏が鳴くと」って言われる。

けど、少なくとも戦国時代までは、妻は外交官(事務方だけど)であり、経済的自立もある程度しているものだった。
妻問婚の名残があるうちは、妻の実家は政治的経済的な後盾として役目を担ってきた。歴史的に見たって、決して男のいいなりになる女ばかりじゃ決してない。

思うに江戸以降、朱子学とかが盛んになって以降、明治以降のこと、だと思うんですよ。家長制度が末端にまで浸透して以降。
だから本来、まともな知性を持つ女なら実権を握るのはなんにも支障がないの。握られる男に支障が出るから、必死で抵抗して足を引っ張る。しかも権力を振るう女は、えてして男より手腕があるものだから、嫉妬もめらめら。

実子を後継にするとってのは、多分に嫁実家の政治力がらみの思惑だから、そりゃ旦那実家にしてみりゃ排除しないと一族の危機だもんね…悪口書くよね。
H&D「オーナー、おバカさんだから『二股膏薬』って調べてたぞぉ~♪」
二択で日より見的な意味でイイのかな~?
H&D「俺達は、ぽちくろの事だし、てっきり『品位~ごぉらぁ~‼』な意味かと...」
「あっちにベッタリこっちにベッタリ」するのが「二股膏薬」です( ̄∀ ̄)
日和見よりは、もう少しベタにセコいかな。
ぽちくろ さん

やはり儒教的な考えなんですね。
中韓の時代劇を見てると、後宮や幼帝の母が政治に関与するのを臣下が制しているシーンが多いもの。歴史書も当時の役職として男性が書くから。史実とのちの尾ひれがない交ぜになりやすい対象なんでしょうね。
推測に過ぎないんだけど…儒教は根強いし、仏教も女は成仏できない思想あるしね。
孔子はマザコンでモテなかったんじゃないかと( ̄∀ ̄)

それはまぁ冗談として…
私が思うに、ギリシャ神話とか、各地の神話も結局は「母系社会から男系社会への移行と権力の移動」を示してるんじゃないかなと。ガイアからゼウスに主役が変わる。イザナミは死にイザナギが残る。母なるものは尊敬されながらも根の国に追いやられる。母でなく卵から生まれる先祖など…何か、かたちのない存在に描かれていく気が。

多分に農耕によって、格差ができ階級ができ、権力や権威ができてくる。
狩猟採集生活では、グループの人口増加は飢えに直結するけど、農耕社会では労働力や外敵に対する防衛力や攻撃力につながるから、力が強いものが上に立つようになる。神格化が始まれば、ものや建物で目に見える権威を作り出すのも、力仕事。と、なれば…。
春秋戦国時代、まだいわゆる中原以外には、母系社会があったかもしれないし、近い歴史文化が伝わっていたのかもしれないなと想像を膨らませてみる。
周の前、殷は異民族を大量に生贄としていた。始皇帝の秦ですら、当時は辺境で文化の違う国の扱いだった(だから嫌われていたのかも)。騎射胡服の技術も野蛮な文化とされていた(馬車に乗るのが当たり前)。色んな文化が混じり合ったり、消えたり、消されたりしていたはず…長く放浪してた孔子が、異民族の多彩な文化を知っててもおかしくはないのでは…と、妄想してみる( ̄∀ ̄)。
きゃあ、こちらのコメントに気づくのが遅れてごめんなさい。

その妄想(もはや考察と呼ぶべき)なるほどと思います。

中国や半島に比べたら日本で儒教の特に朱子学が盛んになったのは江戸時代で、それ以前の鎌倉室町あたりまではぽちくろさんがおっしゃってた通い婚で女性の実家の財力は無視できない要素も多々あったはずなのに、武家社会が安定した世にあってはあっという間に儒教に席巻されちゃって、特に女性を支配下に置くあたりはフィットしたんだろうなぁ、ケシカラン。
義を重んじるあたりは忠臣蔵で世間が盛り上がって歌舞伎や浄瑠璃に文化が残ってよかったのだけど←幕府としては困っただろうが。

ちょっとずれるけれど、中国の易姓革命では負けた方は皆殺し(特に男性は)にされちゃうけど、一族の祭祀をする人数は残したらしい。
なんでそこだけ律儀なんだ、祭祀って重要だったんだな~。
そこはやはり儒教じゃないかな?あれはもともと先祖に対する祭祀から始まるものでしょ?それだけは許してやることで最低限の礼節だけは払われる。祭祀を許さないとか祀られてるものの破壊は一族に対する最上の侮辱になるでしょ…。確か…伍子胥とか。
骨の髄まで儒教なのね…。
伍子胥といえば、死体に鞭打つでしたっけ。
向こうは死は贖罪ではなく墓を掘り起こしても罰する。
韓流の時代劇でもそれは出てくるけど、日本は死をもって償うし死者に鞭打つのはしてはならない事という観がある。死生観が根本的に違うから靖国の件はいつまでも引きずるのかなと。
日本は祟られてから祀る派かしら、菅原道真とか崇徳帝とか。
祟られてからこともあるけど、なるべく祟る前に…祟りそうな無念を抱えているであろう人の場合は、先に祀ることで祟られないように鎮めることもありますね。

儒教にのっとり最低限の祭祀は許すかわりに、復讐はするなってことかな。

伍子胥は結局死屍に鞭打ったことで「そこまでするとは徳のないヤツ」として敬遠され、後には主君に疎まれ死ぬことになるわけでね。
死屍に鞭打つ刑はあるけど祭祀はさせるというのが、わたしにはピンと来ない不思議な感覚。祭祀をさせる事で禍根を最低限にするガス抜きの役目である一方、支配者の徳を民に見せる役割もあったりして。

崇徳帝は自ら祟ると言ったらしいけれど、そもそも祟りの多くは生きている方が「祟られているのでは?」と感じるもので、それは先方に落ち度が無い濡れ衣だったと自明だからかな。

そういえば伍子胥と兵法で有名な孫子は同時代の人どころか、二人つるんでいた事もあるんですね。兵法はいまだに愛読されているものベストセラー。故事、面白い。
そう、伍子胥と孫武は同僚( ̄∀ ̄)
呉の国の闔閭王に仕えたとされてます。
「呉越同舟」「臥薪嘗胆」の故事も、この呉の国です。越の国との攻防がドラマチックで、有名な人がたくさんいますね。范蠡とか申包胥とか。

「孫子」は、孫武と子孫である孫臏の著書とされてます。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」…私も己を知るために分析癖がつくに至ったけど、欲望には負け続けてます_| ̄|○
今日の「偉人たちの健康診断」は曹操。
ひどい偏頭痛持ちだったらしいですね。
最近の発掘で曹操の遺物が多数発見されてるらしいし、ちょっと楽しみかも。

華佗はどうやって対処してたのやらって「信義」つながりではないけど笑える。
会社経営の人に兵法を愛読している人、割りと聞きますね。
経営と戦も似たようなものなのかしらね。

呉服、呉音。日本にも呉の国の面影が残っていますね。
経営とかなら…もう今時は「韓非子」のがいいかもね。孫子は基本としても。
韓非子、φ(..)メモメモ。
出直してきます。
墨子であってほしいとも思いながら、まぁムリな話なんで。
孫子も重要かもだけど実務的な統治には韓非子かな?と…それぞれチラチラカケラしかしか知らんけど、思ったりする。

本当はちゃんと読みたいのだけど、頭の中が子育てモードだと入ってこないから、ゆっくり読める日待ちです。そんなパターンが何冊もある( ̄∀ ̄)この先も退屈はしないで済む( ̄∀ ̄)
ぽちくろさんがチラチラカケラなら、わたしはかろうじて名前が読めるだけだ~。
歳を重ねた今読めば、味わい深いのかも。
トップが会社の金をいいようにちょろまかしても、おこぼれにあずかるようにしか立ち回らなかった人らがいる会社とか、
有名企業に入った先輩だからって後輩を好きなように扱っていいと思ってる大馬鹿社員を飼ってた会社とか、
忖度と追従と人気取りの虚勢にまみれた一団とか、
何にも疑わず、雰囲気になんとなく流されてあちこちに傾いては責任逃れしてる一ダンとか、
そんなんをみる限り、韓非子が必要な気がします…ただ間違うと厳しすぎる結末を呼びそうなんだけど。

「大衆の反逆」と「韓非子」を並べて読んだら、いろんな問題点の根っこが洗い出せるかも…読みたいけど、今は脳がついていかん(T_T)
韓非子は名前が読めるだけだけど(恥)、オルテガの大衆の反逆は若い頃読みました。
今年2月度のNHKEテレの100de名著はちょうどその「大衆の反逆」だったので録画して改めて勉強中。読んだとは言え内容はすっかり忘却の彼方でした。

人口が爆発的に増え農村地方から都市へ人々が集中した事により、それまでよくも悪くも縛られていた帰属社会の規範や価値観から解放され根なし草になってしまった個が、
他人と同じ考えや同じ方向を向く事に苦痛どころか喜びを見いだし、個から大衆(マス)へと変質して新たに社会の勢力となった功罪を紐解く、今から百年前に書かれた慧眼の著。
なんだけどさ~、こちらの頭が硬くなっちゃってすんなり頭に入ってこな~い。
そうそう、私も昔読みました。100分で名著は見ようと思ったのに録画し忘れて(T_T)内容は忘却の彼方ではあったけど、やはりモノの見方と言う点では影響されてたわと改めて気づいたり、改めて納得したり。まじめにもう一度ちゃんと読みたいんだけどなぁ…100分で名著のテキストは、なんかかえって分かりにくい気もするし。

考えながら読む本は、今は読みたくても頭に入らない。読みたいけどその前にもう少し勉強してからにしたい本もあるから、順番待ちの本がたくさん。そろそろそっちモードに切り替えたいんだけどなぁ。
「英雄たちの健康診断」曹操。
三国志演義で悪者に書かれてるけど、実際は中国史上でも稀な天才。結局魏が勝つのも(司馬氏に取られて晋にはなったけど)、内政がしっかりしてた証。
でも、頭痛持ち。しかも群発頭痛。片頭痛の酷いのが続くから、冷静でいられないらしい…赤壁で負けたのも、華佗を処刑したのも、群発頭痛による一種の錯乱によるものだったのかも、という話。
確かに頭が痛いと…予兆とか来てると、話をするのも聞くのも頭に響くし、考えがまとまらないもんね。

2006年に曹操の墓が見つかって、遺骨とか副葬品も出て、研究が進められているとか。あの曹操の!本人の!考えるとスゴイよね〜〜。
歴女倶楽部&コッ地会 合同部室2
病院の壁が大理石っぽい。
もしかしてコレは二枚貝?
H&D「トゥアトゥアのご先祖?」
悪女伝説「日野富子」。
やっぱり儒教思想が悪女にしたんですよね。「道徳は時の権力に都合よくできている」とは寂聴さん、やはりよくお分かりで。まさにそう。だから常に道徳や常識は疑わなきゃいけない「なぜか?」と。「理由はなんだ?」「誰のためのものか?」と。疑い考えてこそ眼が開く。これを「啓蒙」というんだ、と私は思うけど。
理不尽で不条理な目に遭わないと現状を疑わないのが常ではあるけど、未だに女性の方がその理不尽にあいやすいってことは、どれだけ既得権に野郎どもがしがみついているのかってことよね。
ぽちくろ さん

女々しいって書くのがもうケシカランけど、めめしいという風情や嫉妬、これも女ヘンでケシカラン、もとい、めめしい風情や嫉妬はある場面は男性の方が……な気がします(笑)。
トピは違うけど、ドラマも女性脚本家だと描かれ方がもう( ̄∀ ̄)
「トッケビ」にしても、トッケビも死神も、長く生きてるくせに未練タラタラでちっとも前に進まない( ̄∀ ̄)
そいつら尻目に、サニーもウンタクも自分の選択を信じて突き進んで、ぐずぐずと振り返らない。
で、結局はそのしなやかにしてつよい意志が、希望を引き寄せ未来を掴みとるという構図。

ま、苦悶するイケメンが好物な私としては、グズグズぶりをニヤニヤ鑑賞しますけどね( ̄∀ ̄)ドラマだから。
リアルでグズグズする男なんかは、とっとと斬り捨て御免に限る( ̄∀ ̄)時間と労力の無駄だわさ。
女の本性は雄々しく芯が強靭、
男は結局、女々しく殻に閉じこもる…芯は脆弱。…なんじゃないのか?と、
見た目や機能とは逆の性質なんだよなぁと、私は思いますけどね。
可愛げ無いと言われ続けたけど、可愛げなんて誰のために必要なのさ。愛す可きなのは自分で、他人に、ましてや男に合わせてやる義理も必要もないわい。
ほんとほんと。
今年の東大入学式での上野千鶴子氏の祝辞にも通じるかな、ネットに掲載されていたので読ませて頂き、うんうんと頷きまくりました。

なかなか田島センセイや勝間ジョシのように主張も実績も積めないなか、
なぜにこんな扱いになったのか歴史からひもとかれると、腑に落ちるし、
ぽちくろさんのようなスパッと斬れる剣は持ち合わせないヘッポコなりに、なぜどうしての旗は小さくとも掲げていたいものです。
そうそう。当たり前とかはない。
とんがる必要はないけど。
名付けて寛平ちゃん精神よ。
「なーぜじゃ…どうしてじゃ?なーんでじゃああ?」と、いい続ける。

時々「血ィ吸うたろか〜〜」ってヤツもいるけどさ( ̄∀ ̄)
そんな尻尾生えたヤツなんか、捨ててやらなくちゃ。こんなこともわからないで、よく人間づらをしているものだと。
日野富子に戻ると、まあ江戸から戦中戦後の一定の時期まで、ひどい書かれようなんですよね。戦後になっても、死の商人みたいだの、金の亡者だの。叩きまくりに叩いてるの。

仕事できない現実逃避タイプのダメ男・義政の道楽は、東山文化の傑作とか褒めそやすクセにね。金は誰が出しとると思っとるんか。あんな凝った造りの庭までもタダで出来ると思っとるんか。それとも、道楽に湯水のように金を使われせびられても妻ならニコニコ出せとでも?
稼げないなら使うなよ!

三代義満以降、将軍の地位は飾り物になりつつあって、実権を握ろうとすると管領家や守護大名たちに狙われて殺されたり、政治をやらせてもらえないのに責任を押し付けられるから、できればやりたくない職というか地位なんだよね。大名の後継者争いに介入することで、なんとか威厳を保とうとするみたいな。
そりゃあ嫌だよね義政としちゃ。元乳母から乳ばなれ出来ないままに側室にして(今参の局)、酒浸りで趣味に没頭…きいただけでもアカン人やん。
そんなヘタレのダメ男が行き当たりばったりに大名に味方するから、応仁の乱が長引いたのだよ。富子はリアリストだから、みんな金に困ってるの知ってて「金はやるから本拠地に帰れ」で、解決しちゃうわけだから。

やる気のないダメ父ちゃんと超しっかり者のお母ちゃんを見て育ったら、息子もダメ男になるわなぁ。お母ちゃんに反抗したいけどできへんし、お父ちゃんとこの内侍の女子に手を出すあたり、下半身も頭の中も大分グレてるよね。
ぽちくろ さん

義政どのぉ~、耳の穴かっぽじってよ~く聞いてるかぁ~?!
銀閣銀閣といまだに名を残せているのも富子さんあってこそぞと。
富子さんが後世の儒教的思考でその像が貶められたのは、裏を返せばそれだけ敵わぬ実力者であった証拠とみた。
時の支配層により過去の人物評価がいかようにも手前勝手に歪められる例よね。

そっか、乳母を側室にした不届き者は義政どのでしたか、そんな人いたなと記憶にあったけど義政どのとは失念しとりました。

金閣寺銀閣寺は決して嫌いではないが、好みとしては先に別トピにも書いた後水尾天皇の圓通寺や修学院離宮に軍配をあげる。
まぁだけどこのお方も正室は徳川家康嫡系の孫娘ゆえいろいろと徳川家や幕府の思惑に振り回され、
ストレスからか生来のものなのか後宮は相当に派手というか傍若無人ぶり、なのに跡継ぎの男児には恵まれず。正室実家からのお金をせっせと離宮や庭園作りにつぎ込んででいたみたい。
将軍家と天皇家を単純比較もなんだけど、室町時代と江戸時代の開きはある中、オトコの評価はあまり変わらない。富子と和子の評価の差はあるけど。
和子本人は、後水尾の子達を猶子にしたりして、政治に口出しするわけでもなく儒教的には出しゃばらなかったから。
でも江戸期の文献で和子を悪く言ったものが残るはずもなく、記録に残ってない以上、文献による証拠探ししてる研究者が悪い評価をできるはずもない。

仕事出来ない男は情けなくて、仕事が出来る女は憎らしいってのは、今現在のオトコどももそう思う人多いでしょ。
主婦もいわゆる生産はしないけど経済を回す主軸。子育ても介護も無給無休でこなすのに、働き方改革からは完全除外。バリバリやっても評価すらされずに「仕方ない」で済まされる。おかしいじゃんね?男の人がやったら褒められるのに。

番組の最後の方で、ある貴族の記述が紹介されてました(名を失念)。それが平塚らいてうばりの記述でね。
概要は「日本の最初は天照大神から始まったのだし、女性が即位することもあった。政治的手腕に優れているなら、女性が政をしてもなんの問題もない」
まさにまさに。現代の男は、昔の貴族の意識にも届かない蒙さに満ちている。
啓くべし。己のヘタレっぷりを思い知ろうとも、ヘソ下三寸を拠り所とすべきではないのだ。
ぽちくろ さん

その貴族の方、その考え方をちゃんと文字に残してくれたところ、グッジョブ。
性別が才覚に先立つことは、ひいて見れば世の損失じゃなかろうかな。

主婦の家事労働を年収に換算したら、1000万円超えるとか超えないとか言いますもの。24h365日勤務のブラック企業だよ~。

和子さんは天皇の後継者指名で夫と実家というか幕府の面目が立つように尽力(口出し? 実家を説得?)したりして、
ただ家康の横やりで入内してきたか弱き深窓の令嬢というだけではなかったようです。
実際の人物評はどうであれ、当時の書物では家康嫡系でかつ天皇の后の悪口は書けなかったですね。
しかし臍下三寸には笑った、続きは人格なし、だもの。
(゚∀゚)アハハ~、品格のハリセンが来る前に遁走だ~。
昨年やってた、英雄たちの選択「応仁の乱」。その時も録画して見たけど、少し前に再放送を録画して、また改めて見直してみました。

それで気がついたのだけど、義政のお父ちゃんは「嘉吉の乱」で赤松氏に殺された義教なんですねー。赤松本家はこれで没落したけど、赤松氏自体は存続してる。父の仇の親戚連中が相変わらず政権内にいるんです。
義教は出家してたけどくじ引きで決まって還俗して将軍になったんで、将軍補佐役である管領家の力が強くなった。それを牽制しようと強権発動しすぎて赤松氏に殺された。義政はまだ子供だったから、管領が実権を握る期間が続いた。義政としては、将軍は完全にお飾りで、管領家が仕切ってるのを嫌というほど思い知ってるんです。だから管領家のお家騒動に干渉して権力を召し上げようと狙ってるけど、いかんせん自分が危険に晒されるのは嫌だから、勝ち馬に乗るのを最優先するわけです…そりゃお父ちゃんみたいに殺されたらかなわんもん。二股膏薬になるのもむべなるかな。

管領家の一つ畠山氏のお家騒動が応仁の乱の発端になってますが、義政があっちについたりこっちについたり「我が身の安全を確保するためには、節操もへったくれもあるかいな」これには根深い恐怖と失望があったんだなぁと。
日野富子は最終盤で「帰郷資金を貸し、名誉を与えて、争いを納めた」と紹介されてます。どこが悪女や( ̄∀ ̄)
半分くらいしか見れなかったけど、又吉の「ヘウレーカ」、風はなぜおきるか。
コレはねー、お天気の基本が一気にわかりますね〜〜。私もど素人なんで、なぜというか仕組みまではなんとなくでしか理解してなかったけど、これで腑に落ちました。分かると楽しい〜〜♪

「英雄たちの選択」これもほぼ後半の細切れにしか見れず。来週の再放送を録画しなきゃ。弥生式土器と縄文土偶のつながりは興味深いです。日本の場合は分断された別個の文化ではなくて、緩やかに影響しながら変化していくのが弥生時代だという話、かなり納得。
「お前んとこの土器の模様、カッコええなぁ。ちょっとマネさしてもろてもええか?」「そっちの土器も、使いやすうてええなぁ。どないして作るんや?」
「その石棒の祭りはなかなか分かりやすうておもろいな」「ほな一緒にやろか、そしたらデカイのん作れるやろ」「そらええなぁ」なーんて会話があったりして…と、妄想。